「夫がいるのに、なんでそんなに稼ぐことにこだわるの?」
そう聞かれたことが、何度かあります。
友人に、ではなくて。なんとなく、自分の中の声に。
そんなに必死にならなくてもいいんじゃない? って。
でも、わたしはやっぱり、自分で稼ぎたい。 夫のことが嫌いなわけじゃない。家庭が嫌なわけでもない。 それでも、経済的に自立していたいという気持ちは、消えないんですよね。
今日は、そのこだわりの根っこにあるものを、正直に書いてみようと思います。
あの瞬間、なんとなく気づいてしまった
育休中のことです。
夫の収入だけで生活している時期がありました。
家事も育児もわたしがメインでやっていて、夫は毎日仕事に行って、お金を稼いでくる。
傍から見れば、うまく役割分担できている家庭に見えたかもしれません。
でも、あるとき、ふと気づいたんです。
何かを買いたいとき、少し躊躇するようになっていた。
自分のためのもの、たとえばスキンケアとか、読みたい本とか。
「これ、必要かな」じゃなくて、「これ、買っていいかな」って考えていた。
誰かに許可を求めているわけじゃない。 夫が何か言ったわけでもない。
でも、自分の中で何かが変わっていた。
お金を稼いでいない自分が、家庭の中で少しだけ「小さく」なっていく感覚。
うまく言葉にできないけど、あの感覚はリアルでした。
パワーバランスって、意識しなくても生まれる
誤解してほしくないのですが、夫はそういうことを言う人じゃない。
むしろ「好きに使っていいよ」と言ってくれる人です。
でも、関係ってそういう問題じゃないんですよね。
収入に差があると、意識しなくても非対称が生まれる。
「稼いでいる側」と「稼いでいない側」という非対称が。
夫がわたしを下に見ていなくても、わたし自身がそう感じてしまう瞬間がある。
それがしんどかった。
家事をどれだけやっても、育児をどれだけ頑張っても、
「でも、お金を稼いでいるのは夫だから」という気持ちが、どこかにある。
これって、わたしだけじゃないと思うんです。
育休中のワーママが、なんとなく窮屈さを感じる理由のひとつって、たぶんここにあると思って。
自立したいのは、夫を信頼していないからじゃない
「経済的自立にこだわる」というと、「夫のことを信用していないの?」と思われることがあります。
でも、それは違う。
むしろ逆で、信頼しているからこそ、対等でいたい。
依存関係の上に成り立つ「仲の良さ」じゃなくて、 お互いが自立した上で選んでいる関係でいたいんですよね。
夫に養ってもらわなくても生きていける。 それでも、この人と一緒にいる。
そういう選択ができる自分でいたい。
「あなたがいないと困る」じゃなくて、「あなたと一緒にいたい」という気持ちで、 パートナーシップを続けていきたいと思っているんです。
会社だけに頼らない、を目指し始めた
職場復帰してから、もうひとつ気づいたことがあります。
会社員として稼ぐ力は、ある意味で「会社に預けている力」なんだということ。
会社がある限り、給料は入ってくる。 でも、会社の昇給が見込めなかったら? 時短勤務で家事育児の両立がうまくいかず居心地が悪くなったら? 一番は、体を壊して働けなくなったら?
そう考えたとき、「会社員として稼ぐ力」だけでは、
本当の意味での自立じゃないな、と思うようになりました。
だから今、わたしはふたつのことに挑戦しています。
ひとつは、このブログ。 副業としての収益化はまだまだこれからだけれど、自分の経験や言葉を発信して、誰かの役に立てること、そしていつか自分の力で稼げる場所にしていきたいという気持ちで続けています。
もうひとつは、投資。 お金にも少しずつ働いてもらう仕組みを作っていくこと。
正直、最初はこわかった。でも「知らないままでいること」の方がもっとこわいと気づいて、
少額から始めています。今では毎月約1.7万円ほどの分配金と配当をいただいています。
仕事×副業×投資。 三本の柱を少しずつ育てていくことが、今のわたしの「自立の設計図」です。
派手じゃないし、すぐに結果が出るわけでもない。
でも、何もしないよりずっと、自分の人生を自分でコントロールしている感覚がある。
それが、今はとても心地よいんです。
働き続けることは、保険じゃなくて自分への投資
もうひとつ、正直に言うと。
人生、何があるかわからない。 病気、離婚、予期せぬ出来事。 「うちは大丈夫」と思っていても、そうじゃなくなる日が来るかもしれない。
それは不安から言っているんじゃなくて、現実として知っておきたいという感覚です。
自分で稼ぐ力を持っていることは、保険なんかじゃなくて、自分の人生を自分で選べるための土台だと思っています。
どこに住むか、どう働くか、どう生きるか。 そういう選択肢を持ち続けるために、わたしはキャリアを手放したくない。
時短でもいい。そう思っていました。でも現実は、労働時間に対して手取りが45%減。
さすがにこの数字と向き合ったとき、キャリアをちゃんと見つめ直す必要があると感じるようになりました。
フルタイムに戻せばいい、と思う人もいるかもしれない。 でもわたしの職場には、リモートもフレックスもない。1時間以上の残業19時以降まで働くことが当たり前の環境で、今の自分には物理的に厳しいと感じました。
それでも働き続けること自体に意味があると思っている。
「稼ぐ」ことは、わたしらしさの一部
子どもが生まれてから、「母」という役割がすごく大きくなりました。
それは嬉しいことだし、かけがえのないことだと思っている。
でも同時に、「母」になる前から持っていたわたしの部分も、大切にしたい。
仕事が好きな自分。 社会とつながっていたい自分。
自分の力で何かを成し遂げたい自分。
経済的自立へのこだわりって、結局そこに戻ってくる気がします。
お金の話というより、「わたしはわたしでいたい」という話なんですよね。
夫がいても、自分で稼ぎたい。 会社だけに頼らず、自分の力を育てていきたい。
それは、誰かへの不満でも、不安でもなくて。 自分自身への、静かな約束なのかもしれません。
同じように感じているワーママに、この記事が届いたら嬉しいです。
あなたのこだわりは、わがままじゃないよ。と、伝えたくて書きました。



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