簿記をやめて、AIの資格を受けた。時短ワーママのスキルアップは、迷いながらでいい

AIスキルアップに悩む時短ワーママが、簿記をやめてAIの試験に挑戦し、新しい可能性を見つけたことを表現したアイキャッチイラスト AI・業務効率化

育休中、ふと思ったんですよね。

わたし、このまま何も変わらなくていいのかな。

赤ちゃんとの毎日は濃くて、でも社会から切り離されているような感覚もあった。
復帰したら時短で、お迎えもある。今のうちに何か積み上げておきたい、という気持ちがじわじわ出てきた。

そこで手を伸ばしたのが、簿記3級だった。

とりあえず簿記を始めた。でも続かなかった。

知識として、投資や家計の管理にも役立ちそうだし、仕事にも使えるかもしれない。
簿記なら潰しが効きそう、という感覚があった。なんとなく「ちゃんとしてる感」もある。3級だと

テキストを買って、勉強を始めた。

最初の数日~2か月は続いた。でも、しばらくして気持ちがだんだん重くなってきた。

勉強しながら、ずっと頭の片隅にある問いが離れなかった。

これ、わたしに本当に必要なのかな。

簿記の知識が役立つ仕事に就きたいのか、そもそもよく分かっていなかった。
「なんとなく持っておくと安心」という理由だけで進めていたけど、子どもを寝かしつけた後の疲れた頭で、モチベーションを保てるほどの動機じゃなかった。

ある日、テキストを開くのをやめた。

罪悪感はあった。教材のお金も払ったし、途中まで頑張ったのに。
「また続かなかった」という気持ちが、しばらく心のすみに残っていた。

やめたことを、ずっと引きずっていた

時短ワーママって、なんとなく「少ない時間で効率よく成果を出さなきゃ」というプレッシャーがあるんですよね。

だから何かをやめるたびに、「また中途半端に終わった」「わたしって結局続けられない人間なんだ」ってなりやすい。

簿記をやめたことも、そういう自己嫌悪に変わっていった。

でも今思うと、やめた理由はちゃんとあった。「自分に必要かどうか分からないまま始めた」というのが、そもそもの問題だったんだと思う。意志の力じゃなくて、方向性がズレていたんだよね。

次に気になったのは、AIだった

ちょうどそのころ、世の中でAIの話題がどんどん増えてきた。

ChatGPTが話題になって、職場でも「AI活用」という言葉が聞こえるようになってきた。でも実際に会社でどこまで使われているのか、業務にどう取り入れられているのか、育休中のわたしには全然分からなかった。

復帰したら浦島太郎になりそう、という不安もあった。
そんなとき、生成AIパスポートという資格があることを知った。

「役に立つかもしれない」

それくらいの気持ちだった。簿記のときみたいに「絶対必要」という確信があったわけじゃない。でも、AIは確実に仕事に関わってくる気がしていたし、資格として形にしておくことで、「AIに関心がある人」として伝えられるかなと思った。

今度は「なんとなくでもいい、やってみよう」と軽く始めてみた。

AIの勉強を、AIと一緒にやった

生成AIパスポートの勉強を始めて気づいたのは、AIって、AI学習との相性がすごくいい、ということ。

テキストを読んでいて「これどういう意味?」と思ったことを、そのままClaudeに聞く。するとわたしのレベルに合わせて説明してくれる。子育てに例えてくれたりもして、すんなり頭に入ることも多かった。

子育て中のママにとって一番キツいのは、「分からないところで止まってしまう時間」なんですよね。本を読んでいて詰まっても、次に調べる時間がなくて、そのままフェードアウト……というのがわたしの勉強挫折あるあるだった。

でもAIに聞けば、その場で解決できる。子どもが寝た後の15分でも、前に進める感覚があった。

隙間時間を使いながら、少しずつ積み上げて、受験した。
結果はまだ届いていないけれど、「ちゃんと動いた試験まで受けた」という事実は、もうわたしの中にある。

やめたことも、迷ったことも、無駄じゃなかった

簿記をやめたことは、失敗だったのかな。

今はそう思っていない。

「続けられなかった」んじゃなくて、「自分には今じゃなかった」ということが分かった、ということだと思う。自分に合わない方向に無理して進み続けるより、一度止まって方向を変える方がずっといい。

迷いながら生成AIパスポートを受けたことも、「なんとなく」で始めたことも、結果として自分の自信につながった。

完璧な戦略なんてなかった。動きながら「これは違う」「これは合う」を確かめていくしかなかった。

時短ワーママのスキルアップって、そういうものなのかもしれない。まとまった時間も、完璧な計画も、なくていい。迷いながら、少しずつ、自分に合うものを選んでいく。

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